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藤井秀樹の提案・その1・仕事

 私は、統合失調症に成って以降は、病院への入退院を繰り返しました。

 病院を退院しては、派遣社員として、勤務していました。派遣社員だと、面接がそんなに厳しくなく、病気の事をクローズで働きやすかったので、そうしました。

 しかし、病気の事をクローズで働くのは、精神的に辛かった上に、ミスが多く、叱られる事が多かったです。「私は、統合失調症なので、勘弁してください」と、言いたいくらいでしたが、そんなことを言ってしまうと仕事が首に成るので、必死にこらえて頑張りました。

 しかし、クローズで働くのは、遅かれ早かれ、仕事を辞めざるを得ない方向に向いてしまう事が多い様に思います。私も、4回くらい、派遣社員として、病気をクローズで働きましたが、1年と持ちませんでした。

 そして、派遣社員を辞める頃には、病状が悪化して、病院への入院を余儀なくされました。

富海海岸画像

 私に転機が訪れたのは、最後の退院をして、市役所の紹介で、B型作業所で働き始めた頃です。この時、私は、40歳でした。

 この作業所で、病気のことをオープンにして働く事の大事さを学びました。病気の事をオープンにすれば、作業のペースが落ちた時など、サボっているのではなく、病状が悪化しているからだと言えます。

 このB型作業所で仕事の自信が付いたので、病気をオープンにして、工場への弁当の配送の仕事を始めました。

 入社3年目に、弁当の配送先であった現在の会社の社長に、「君は挨拶もするし、仕事もキチンとするので、気に入ったので、わが社に来なさい。あなたが病気であることは、問題ではありません。私の胸に飛び込んで来なさい。」と言ってもらい、現在の配管工の仕事を病気をオープンでするようになりました。私が、45歳の事でした。

笠戸島ひまわり画像

 私は、色々な仕事をしましたが、今思えば、どの仕事も貴重な経験をさせて頂いたと思います。

 仕事は、チャレンジ精神を持って、自分がしてみたい仕事を挑戦してみることが大事だと思います。仕事についてみて、初めてわかることが多いと思います。

 私は、余り賛成できませんが、しかし、病気の事をクローズで働く事も、いい勉強になると思います。

 いづれにしても、働くということは、人からお金を頂いてする事なので、ある程度経験を積むまでは、辛抱して、必死になって働くことが大事だと思います。頑張っていると、その内に、仕事に慣れていくものだと思います。そうなったら、こっちのものです。

 仕事に行き詰まった時などに、相談に乗って頂ける人を沢山持っていることも、大切なことだと思います。世間、鬼ばかりではなく、いい人もいるものだと思いますよ。

 「令和8年9月24日(火)更新」